


貼付部位が狭い場合や刺激の位置を調整したい場合に、EMSパッド同士を重ねて貼りたくなることがあります。
しかし、EMSパッドは皮膚へ直接、全面を密着させることを前提に設計されています。パッドを重ねると、想定された通電状態や密着性を保てない可能性があります。
パッドを重ねると、上側のパッドは皮膚へ直接触れません。下側のパッドについても、上側のパッドや接続部に押され、ジェル面の一部が浮く可能性があります。
EMSパッドは、ジェル面全体が皮膚へ密着することで電気を伝えます。接触する範囲が不均一になると、刺激が一部分へ偏って感じられる場合があります。
EMSパッドの表面とジェル面は、それぞれ異なる役割を持っています。パッドの表面は、皮膚へ電気を伝えるための接触面として設計されているとは限りません。
そのため、ジェル面を別のパッドの表面へ貼っても、機器からの電気が想定どおりに伝わる保証はありません。端子やコードが互いに押し合い、パッドや接続部へ負担がかかる可能性もあります。
パッドを重ねなければ貼れない場合は、使用部位に対してパッドが大きすぎる可能性があります。腕、手首、足首などの狭い部位では、小型のパッドが必要になることがあります。
ただし、小さなパッドは同じ出力でも刺激を強く感じやすい場合があるため、機器との組み合わせを確認する必要があります。自己判断でパッドを切ったり折ったりせず、使用機器に対応した適切なサイズを選びます。
貼付する間隔についても、機器の取扱説明書や医療従事者の指示に従います。隣り合うパッドが重なったり、ジェル面同士が接触したりすると、使用中に位置がずれる可能性があります。
複数枚を使用する機器では、どの部位へどのように配置するかを分かりやすく説明することが大切です。家庭用機器にパッドを同梱する場合は、貼付位置をイラストで示すと利用者が理解しやすくなります。
使用中にパッドが動いた場合は、出力を停止してから状態を確認します。通電したままパッドを剥がしたり、位置を動かしたりすることは避けます。
皮膚の汗や皮脂を確認し、パッドに乾燥や汚れ、端部の浮きがある場合は、必要に応じて交換します。パッドを追加したり重ねたりして刺激を調整するのではなく、機器の説明書に従って出力を設定します。
EMSパッドは、指定された位置へ一枚ずつ正しく密着させて使用することが基本です。
株式会社メディカでは、使用部位や機器のチャンネル数に合わせたサイズ・枚数のEMSパッドをご提案しています。既存パッドでは貼付しにくい部位に使用する専用形状のOEMについても、お気軽にお問い合わせください。