

EMSパッドのジェルは非常に繊細な素材で、以下の条件によって劣化スピードが大きく変わります。

- 夏:汗や皮脂の分泌量が増え、ジェルに油分が付着しやすい
- 冬:空気が乾燥し、ジェル内部の水分が失われやすい
特に冬場は、使用回数が少なくても「貼り付きが悪くなった」「端が反り返る」
と感じるケースが増えます。
使用後にそのまま放置したり、
- 直射日光の当たる場所
- 暖房の効いた乾燥した部屋
- 台紙に戻さず保管
といった状態が続くと、ジェルの水分が急速に失われます。
密閉袋に入れて保管するかどうかで、寿命が大きく変わるのはこのためです。
使用後にパッド表面に残るのは、
- 汗
- 皮脂
- 角質
- 化粧品やボディクリームの成分
これらがジェル表面に残ったままになると、導電性が低下し、粘着力も不安定になります。
軽く水分を含ませた指で表面を整えるだけでも、次回使用時の状態が大きく変わります。
皮脂分泌が多い方や汗をかきやすい方は、
同じ回数を使ってもジェルへのダメージが大きくなります。
これは個人差が非常に大きく、「家族で同じパッドを使っても寿命が違う」という現象が起こる理由でもあります。
結果として、「公式の使用回数に近い、またはそれ以上使える」という体感につながります。
パッド寿命を延ばすためには、次の点が効果的です。
- 使用前に皮膚の油分を軽く拭き取る
- 使用後は台紙に戻し、密閉して保管
- 乾燥を感じたら軽く湿らせる
- 端が浮き始めたら早めに交換
- 劣化を感じたまま出力を上げない
これだけでも、刺激の安定性と快適さが大きく変わります。
EMSパッドは消耗品でありながら、
使い方とジェルの品質によって寿命の感じ方が大きく変わる製品です。
「すぐダメになる」と感じた場合でも、それは必ずしも回数の問題ではなく、
- 使用環境
- 体質
- ジェルの品質
が影響している可能性があります。
高品質なジェルを選び、正しく管理することで、EMS本来の快適で安定した刺激を長く維持することができます。
株式会社メディカでは、医療・治療現場での使用を想定し、
刺激の安定性と肌へのやさしさを重視したEMSパッドを開発しています。
ジェル配合や品質管理にこだわり、繰り返し使用しても変わりにくい使い心地を追求しています。
用途や部位に応じたサイズ展開やOEM対応も行っています。