EMSパッドOEMの最低ロットはなぜ必要なのか


オリジナルEMSパッドを検討する際、「少ない数量から製造したい」という要望は少なくありません。しかし、特注サイズやオリジナル仕様では、一定の最低ロットが必要になることがあります。


その理由は、単にメーカー側の都合だけではありません。製造工程、材料の調達、コスト構造が大きく関係しています。


製造前にさまざまな準備が必要


EMSパッドを量産するためには、材料を用意するだけでなく、形状に合わせた加工条件や製造工程を整える必要があります。


特注形状の場合は抜き型を製作し、印刷を行う場合は印刷データや位置を調整します。オリジナル包装では、包装資材やラベルなどの準備も必要です。これらの準備費用や時間は、製造数量が少なくても必ず発生します。


材料にも最低発注量がある


EMSパッドに使用する基材、導電材料、ジェル、コード、スナップ、剥離フィルム、包装袋などは、それぞれ仕入れ単位が異なります。


パッドを100枚だけ製造したい場合でも、材料は100枚分だけ購入できるとは限りません。特注材料やオリジナル印刷を使用する場合は、材料メーカーや加工会社が定める最低発注量も考慮する必要があります。


少量生産ほど1枚当たりの費用が高くなる


抜き型の製作、試作、機械の調整、検査、包装などの費用(固定費)は、製造数量にかかわらず一定程度発生します。


製造数量が少ないと、これらの費用を少ない枚数で負担するため、1枚当たりの価格が高くなります。数量を増やせば必ず大幅に安くなるわけではありませんが、固定費を分散できるため、少量生産より価格を抑えやすくなります。


既存サイズを活用する方法もある


初めから完全なオリジナル形状を製作するのではなく、既存の型や近いサイズを利用することで、初期費用や最低ロットを抑えられる場合があります。


最初は既製品にオリジナルラベルや包装を組み合わせ、販売数量が増えてから専用形状へ移行する方法もあります。重要なのは、将来の販売数量や交換頻度を考え、無理なく継続できる仕様を選ぶことです。


まとめ


株式会社メディカでは、既製サイズのEMSパッドから、形状、サイズ、コード、スナップ、包装などを変更したOEM製品まで対応しています。希望数量や予算に合わせて、実現可能な仕様をご提案します。