その難治性腰痛、なぜ改善しないのか? 日常臨床の“壁”を越えるための新視点
日々の臨床において、標準的なプロトコルに沿って治療を続けているにもかかわらず、思うように症状が改善しない腰痛患者様



患者様が治療の目的を理解できると、機器への不安が減り、治療中の動作にも取り組みやすくなります。
腰痛治療器を初めて見る患者様の中には、「何をされるのだろう」「腰を強く引っ張るのではないか」と不安を感じる方もいます。
説明がないまま治療を始めると、身体に力が入り、必要以上に動きを抑えてしまうことがあります。特に痛みが長く続いている患者様ほど、動作に慎重になっている場合があります。短い説明でも、治療の目的と流れを先に伝えることが重要です。
PROTECは、腰を上下から強く引っ張ることを目的とした機器ではありません。身体を支持し、腰部にかかる上半身の重さを軽減した環境をつくることが基本的な考え方です。その状態で患者様の症状に合わせて身体を動かします。
「腰にかかる重さを減らし、動きやすい環境をつくります」と説明すると、専門用語を多用せずに特徴を伝えられます。
PROTECでは、治療者にすべてを任せるだけでなく、状態に応じて患者様自身が身体を動かします。ここを事前に伝えておくと、「機械に乗れば治る」という受け身の期待を避けやすくなります。
治療者が動作を観察しながら、無理のない範囲を一緒に探すことも大切です。治療中に痛みや違和感がある場合は、我慢せず伝えてもらうよう案内します。
担当者によって説明が大きく異なると、患者様が混乱する可能性があります。治療の目的、実施の流れ、注意点、治療後に確認することを短い説明文にまとめておくと、院内で共有しやすくなります。
株式会社メディカでは、PROTECの製造・販売元として、導入を検討する医療機関や治療院からの相談を受け付けています。機器の特徴だけでなく、患者様に伝わりやすい運用を整えることが、継続的な活用につながります。