


11月に入り気温が下がると、「朝、腰が動かしにくい」「身体を動かし始めるまで時間がかかる」と訴える患者様がいます。
ただし、寒さだけを腰痛の原因と決めつけることはできません。活動量の低下、長時間の同一姿勢、仕事や生活環境なども確認する必要があります。
気温が下がると、外出や運動の機会が減り、暖房の効いた部屋で長時間座ることが増える場合があります。
腰痛患者様では、動かない時間が長くなった後に、立ち上がりや歩き始めで不安を感じることがあります。問診では「寒くなって痛くなった」という言葉だけでなく、一日の活動量、座っている時間、通勤方法などを具体的に確認します。
身体が動かしにくい状態で、急に腰を大きく曲げたり反らしたりすると、患者様の不安が強くなる場合があります。
プロテックでは、専用ベルトで上半身を支持し、腰部にかかる重力負荷を軽減します。その状態で、小さな前後・左右の動きから始め、患者様の反応を確認します。
痛みを我慢して動作範囲を広げるのではなく、呼吸を続けられる範囲で行うことが大切です。
寒い時期の腰痛に対して、温熱療法が選択されることがあります。
身体を温めて楽になった場合でも、患者様が困っている立ち上がり、前屈、歩行などを再評価することが重要です。プロテックでは、腰部への重力負荷を軽減した状態で患者様自身が身体を動かします。
温熱などの受動的な治療と、状態に合わせた運動療法を組み合わせることで、治療後の日常動作へつなげやすくなります。
プロテック使用前に、患者様が困っている動作を一つか二つ確認します。
使用後に同じ条件で再評価し、痛みの強さだけでなく、動作速度、力み、動作への不安などを比較します。「朝の腰痛を完全になくす」といった一律の目標ではなく、靴下を履きやすくする、立ち上がりを滑らかにするなど、生活に即した目標を設定します。
発熱、安静時にも続く痛み、下肢の強いしびれや筋力低下、排尿・排便の異常などがある場合は、気温の影響と自己判断せず、医療機関での診断を優先します。
株式会社メディカでは、座位で上半身の重さを軽減し、患者様に合わせた運動を行えるプロテックをご提案しています。寒い時期の腰痛治療に、除圧下で動ける環境をご活用ください。