EMSパッドを長持ちさせるメンテナンス法 ― コスト効率と患者満足度を両立するために


EMSパッドは消耗品であり、使い方や管理方法によって寿命が大きく変わります。治療院や業務利用では「できるだけ長持ちさせたい」という要望と「患者様に快適に使っていただきたい」という配慮の両立が求められます。本コラムでは、EMSパッドの耐久性を保ち、コスト効率を高めるためのメンテナンス法をご紹介します。


1. 使用前のポイント


清潔な肌に貼付
汗や皮脂、ローションなどが残っていると粘着力が低下し、導電性にも影響します。使用前にアルコール綿やウェットティッシュで拭き取ることを推奨します。


部位の体毛処理
毛が多い部位では粘着面が密着せず、剥がれやすくなります。必要に応じて処理してから使用することで密着度が向上します。


2. 使用後のケア


ゲル表面を軽く保湿

パッドの表面が乾燥すると劣化が早まります。使用後に水道水や精製水を指先で軽く塗布し、清潔な指でなじませると粘着力が回復します。


専用スプレーの活用

株式会社メディカが開発した 「メディカクリーンミスト」 は、EMSパッド専用のメンテナンスミストです。


パッド表面を清潔に保ち、ホコリや皮脂の付着を防止
適度な保湿効果でゲルの粘着力を回復
除菌成分配合で、衛生的な使用環境を維持
治療院で複数の患者様に使用する際も安心できるため、多くの現場で好評をいただいています。
保護フィルムを必ず貼り直す
使用後は付属の透明フィルムを戻すことで、乾燥やホコリ付着を防止できます。


3. 保管方法


直射日光と高温多湿を避ける

車内や窓際に置くとゲルが劣化しやすいため、常温で風通しの良い場所に保管しましょう。


密閉容器での保管

ジップ付き袋や専用ケースに入れて保管すると、ホコリ・乾燥を防ぎ寿命が延びます。


4. 使用回数の目安


一般的に 20〜30回程度 が交換目安ですが、使用環境やケア方法により大きく変動します。
粘着力が弱くなったり、導電性が低下した場合は早めに交換してください。無理に使い続けると「ピリつき」「刺激不足」など患者様の不快感につながります。


まとめ


EMSパッドは「使い方次第で寿命が変わる」消耗品です。日常の小さな工夫で耐久性を引き上げることができ、治療院のコスト削減と患者様の快適性向上につながります。
特に、メディカクリーンミストを併用することで、粘着力の回復、衛生状態の維持、パッド寿命の延長が期待できます。毎日のケアに取り入れることで、EMSパッドをより長く、安心してご使用いただけます。
株式会社メディカでは、正規サイズのパッドに加え、特注サイズや専用メンテナンス用品もご提供しております。ぜひご活用ください。