


EMS機器では、2枚または4枚など、複数のパッドを同時に使用することがあります。
そのうち1枚だけ貼り付きが弱くなった場合、問題のあるパッドだけを交換すればよいのでしょうか。それとも、同時に使用しているパッドをまとめて交換した方がよいのでしょうか。
基本的には機器とパッドの取扱説明に従う必要がありますが、複数枚の状態をそろえることには一定の意味があります。
同じ日に使用を開始したパッドでも、すべてが同じ状態で劣化するとは限りません。
貼付部位の皮脂や汗、身体の動き、コードにかかる力などによって、汚れや貼り付き方に違いが生じます。例えば、身体の曲面に貼ったパッドだけ端が浮きやすくなったり、動きの大きい部位に貼ったパッドだけ早く汚れたりすることがあります。
使用後に剥離フィルムへ戻す際、特定のパッドだけ指で触れる回数が多ければ、そのパッドの粘着性が先に低下する可能性もあります。
複数枚のうち1枚だけ貼り付きにくい場合は、最初に使用条件を確認します。
皮膚に汗や保湿剤が残っていないか、貼付部位に体毛が多くないか、コードに引っ張られていないか、パッドの端が折れていないかなどを確認します。また、ジェルの乾燥、汚れ、欠け、基材の破損、端子の変形などがないかも確認します。
状態に明らかな問題がある場合は、そのパッドの使用を中止します。異常のあるパッドを、出力を上げて使い続けることは避けます。
古いパッドと新品のパッドを組み合わせると、皮膚への密着状態に差が生じる可能性があります。
新しいパッドは十分に密着していても、古いパッドの一部が浮いていれば、使用者が左右や部位によって刺激の違いを感じることがあります。ただし、刺激の感じ方は貼付位置や身体の状態によっても変わります。新旧を混ぜたことだけが原因とは限りません。
複数枚を一つのセットとして使用する機器では、同じ時期に使い始め、同じように管理したパッドを組み合わせる方が、状態を把握しやすくなります。
4枚を同時に使用する機器であれば、4枚を一組として管理する方法があります。
使用開始日を外袋や保管ケースに記載し、使用後は同じ組み合わせで戻します。別の時期に開封したパッドを混ぜないようにすれば、どの程度使用したものか分からなくなることを防げます。
治療院などで複数の利用者がいる場合は、利用者名や管理番号も記載し、他の人のパッドと混ざらないようにします。
パッドの外観がきれいでも、貼り付きが弱くなっている場合があります。
反対に、ジェル面に多少の使用感があっても、製品の使用方法に従って適切に密着している場合もあります。交換時期は、見た目、粘着性、ジェルの状態、接続部分、刺激の感じ方などを総合して判断します。
使用可能回数はあくまでも目安です。汗、皮脂、保管方法などによって使用できる回数は変わる可能性があります。
業務用EMS機器では、施術中にパッドの状態が悪いことへ気づく場合があります。予備のパッドがなければ、機器を予定どおり使用できません。
使用中のパッドだけでなく、未開封の交換用パッドを一定数準備し、使用期限と在庫数量を確認しておくことが大切です。ただし、必要以上に在庫を持つと、未開封のまま使用期限が近づく可能性があります。機器の稼働状況や交換頻度に合わせて在庫量を決めます。
複数枚のEMSパッドを使用する場合は、一枚ずつの状態に加え、組み合わせたときの密着状態にも注目します。
株式会社メディカでは、2枚入り、4枚入りなど、使用機器のチャンネル数や販売方法に合わせた包装にも対応しています。交換用パッドの選定やOEMについて、お気軽にお問い合わせください。