


EMSパッドを皮膚へしっかり貼ったにもかかわらず、使用中に端が浮いてしまうことがあります。
原因としてジェルの粘着力が注目されがちですが、貼付部位、身体の動き、コードの向きなどが関係している場合もあります。特にコード一体型やスナップ式のパッドでは、コードにかかる力がパッドへ伝わらないようにすることが大切です。
コード付きのEMSパッドでは、コード自体の重さが接続部分へかかります。
立った状態で使用すると、コードが下方向へ引っ張られ、パッドの端が徐々に浮くことがあります。コードが短く張った状態になっている場合や、機器本体をパッドから離れた場所に置いている場合は、さらに力がかかりやすくなります。
パッドを貼った後は、コードに余裕があるか、接続部分だけでコードの重さを支えていないかを確認します。
EMS使用中に身体を動かす場合、コードが衣服、椅子、ベッドなどに引っかかることがあります。
コードが急に引っ張られると、パッドが剥がれるだけでなく、コードや端子が破損する可能性もあります。使用前には、身体の動作範囲とコードの位置を確認します。
歩行や運動を伴う用途では、コードを衣服へ固定するなど、製品で認められた方法で動きを妨げないようにします。自己判断で強く結束すると、コードへ負担がかかる場合があるため注意が必要です。
パッドの中央に端子がある場合と、端にコードが取り付けられている場合では、コードの力がパッドへ伝わる方向が異なります。
接続部分が端に近いパッドは、コードが引っ張られたときに、その部分から浮き始める可能性があります。一方、中央付近に端子がある場合でも、端子の厚みや衣服からの圧力によって使用感が変わることがあります。
OEMで接続位置を決める際は、図面上の見た目だけでなく、想定する部位と姿勢で評価する必要があります。
機器本体を床や離れた台の上に置くと、コードが強く下へ引かれることがあります。
携帯型の機器であれば、付属のクリップやポーチなど、指定された方法で身体の近くに固定できる場合があります。業務用機器では、ベッドや椅子との位置関係を考え、コードが利用者や施術者の動線を横切らないようにします。
機器本体の置き場所を変えるだけで、コードへかかる力を抑えられることもあります。
コードの取り回しを改善しても端が浮く場合は、パッドのサイズや形状が使用部位に合っているかを確認します。
肩、腕、ふくらはぎなどの曲面では、大きなパッドが十分に密着しないことがあります。関節の近くでは、身体を動かしたときに皮膚が伸び縮みし、静止中には見られなかった浮きが生じる場合があります。
貼付直後だけでなく、想定する動作を行った後の状態も確認することが重要です。
パッドが浮くと、より粘着力の強いジェルへ変更する方法を考えがちです。
しかし、原因がコードの引っ張りや形状の不一致であれば、粘着力だけを強くしても根本的な解決にならない可能性があります。必要以上に粘着力を強くすると、皮膚から剥がすときの負担が増えることも考えられます。
使用部位、コード位置、パッド形状、ジェルの粘着性を総合的に調整することが大切です。
試作品の評価では、パッドを皮膚へ貼るだけでなく、機器へ接続し、実際の使用姿勢を取ります。
コードを接続した状態で身体を動かし、端部の浮き、接続の安定性、コードの余裕などを確認します。座位、立位、仰向けなど、使用姿勢が複数ある場合は、それぞれの状態で確認するとよいでしょう。
株式会社メディカでは、ピン式、スナップ式など、使用機器に合わせたEMSパッドOEMに対応しています。コードの長さや接続位置についてもお気軽にご相談ください。