腰を反らすと痛い方にPROTECを使用するときの考え方

腰を反らすと痛い方にPROTECを使用するときの考え方

腰を反らすと痛い方にPROTECを使用するときの考え方


立ち上がったときや歩いているとき、腰を後ろへ反らす動作で痛みを感じる方がいます。


「反ると痛い」という症状だけで原因を決めることはできません。痛む場所、下肢症状の有無、歩行状態、前かがみになったときの変化などを確認する必要があります。


PROTECでは、上半身の重さを軽減した環境で、患者様がどの方向へどの程度動けるかを観察できます。


どの場面で反るのかを確認する


腰を反らす動作は、意識的に後屈するときだけに起こるものではありません。


高い場所の物を取る、立ち上がった直後に身体を伸ばす、長時間立つ、歩幅を広げるといった場面でも腰が反ることがあります。


問診では、どの動作で痛むか、前かがみになると楽になるか、歩行距離によって変化するかを確認します。下肢のしびれや筋力低下がある場合は、その内容も詳しく確認します。


痛い方向へ無理に動かさない


可動域を広げる目的で、痛みを我慢しながら腰を反らすことは避けます。


PROTEC使用中も、最初から大きな後屈運動を行うのではなく、患者様の反応を確認しながら小さな動きから始めます。呼吸を止める、肩に力が入る、表情が変わるといった反応も観察します。


痛みが強くなる場合や下肢症状が増える場合は運動を中止し、治療内容を見直します。


除圧した状態と通常の立位を比較する


PROTECによって上半身の重さを軽減すると、通常の立位とは腰部にかかる負荷が変わります。


その状態で身体を動かしたとき、痛みや不安がどのように変化するかを確認します。除圧下で動きやすくなった場合も、すぐに通常の立位で同じ範囲まで反らすのではなく、段階的に荷重環境へ戻します。


PROTEC上の反応は診断そのものではなく、運動療法や日常生活指導を考えるための情報として活用します。


腰以外の動きにも注目する


後方へ身体を動かす際には、腰だけでなく、股関節や胸郭も関係します。


股関節が動きにくい患者様が、腰だけを大きく反らして動作を補っている場合もあります。PROTEC使用中は、腰部だけに注目せず、骨盤、股関節、胸部の動き方も観察します。


どこか一つの部位を無理に動かすのではなく、身体全体で滑らかに動ける範囲を探ることが大切です。


適応は症状と診断を踏まえて判断する


腰を反らすと痛む症状は、腰部脊柱管狭窄症をはじめ、さまざまな状態でみられます。


症状だけで病名を判断することはできません。歩行困難、下肢のしびれや脱力、排尿障害などがある場合は、整形外科での評価を優先します。


まとめ


株式会社メディカでは、腰部への重力負荷を軽減した環境で運動を行うPROTECをご提案しています。患者様の症状に合わせた安全な運用や導入方法についてもご相談ください。